当組合のサポートは､技能実習生が来日する前の段階から始まります。受け入れ企業で活躍できる優秀な人材を選ぶため､経験豊富なスタッフや幹部社員が直接現地に赴き､企業担当者と共に面接を実施します。候補者の適性や人柄､日本での生活に適応できる力をしっかりと見極めます。また､採用予定者のご家族を交えて懇談会を開き､制度や生活環境､仕事内容などを丁寧に説明します。こうしたプロセスにより､本人はもちろん家族の不安も軽減され､来日前から信頼関係を築くことができます。この信頼は､来日後の円滑な実習生活や企業との良好な関係にも直結します。

技能実習が成功するためには､来日前からの十分な教育が欠かせません。当組合では､送り出し機関と緊密に連携し､現地で4〜6か月間の日本語講習と生活習慣指導を行います。挨拶や日常会話はもちろん､日本で働くための基本的なマナーや職場での安全意識も学びます。来日後の1か月間は､当組合の管理施設でさらに集中的な研修を実施します。日本語のブラッシュアップ､交通ルールや防災知識､文化の理解､職場特有の安全管理など､実習生が安心して職務に臨めるよう徹底指導。指導には幹部社員や経験豊かな講師が自ら参加し､組合としての理念や心構えを直接伝えます。

技能実習生が日本での生活に早く馴染み､安心して過ごせるように､当組合ではさまざまな親睦イベントを企画しています。入国直後には会食会を開き､食事を楽しみながら食品名や食文化を学べる機会を提供します。また､年に一度の日帰り研修旅行では､日本の文化や風土を肌で感じる体験を通じて､職場外でも視野を広げられます。さらに､代表やスタッフが実習生を自宅に招き､家庭的な雰囲気で交流する場も用意。こうした取り組みは､実習生同士や企業担当者との距離を縮めるだけでなく､異国での不安を軽減し､生活全体の満足度を高めます。

当組合のサポートは､単なる労務管理や監督にとどまりません。実習生と受け入れ企業の架け橋となり､日々の相談やトラブルにも迅速かつ親身に対応します。文化や価値観の違いから生じる小さな誤解も放置せず､対話を通じて解決し､互いの理解を深めます。生活面と職場環境の両方をバランス良く支えることで､実習生は安心してスキルを習得し､企業も安定した戦力を確保できます。こうして築かれた信頼関係は､実習期間終了後も続き､帰国後の交流や将来の人材確保にもつながる貴重な財産となります。